医院の構想を練る一方で、もうひとつ開業の第1歩として欠かせないのが開業地のマーケティングです。開業後の十分な収入を得るカギは開業地の選定にあり、
そのためにはあらゆる角度からの立地調査が必要不可欠といえるでしょう。開業地選定のポイントには、
①人口の多い住宅地から中心地・ビジネス圏へと向かう移動線上の 土地であるか
②駅、バス停、スーパーなどのマグネット周辺か
③分かりやすい場所、確認しやすい立地条件か
④競合医院があるか、などが挙げられます。
まずは先生の診療方針や診療対象とこれらの点をあわせて開業候補地域を絞り込んでいきます。 ある程度開業地域が絞れてきた段階でさらに来院圏を設定
(「半径00m圏内」といった具合)し、受療率を割り出して診療収入シュミレーションを行ないます。こうした作業を経ることにより最終的な開業予定地決定を促していきます。
参考までに、過去の開業分布図(日本全国版)は以下の通りです。
年次 |
歯科医師 |
診療所 |
昭和30年 |
31109人 |
24777軒 |
昭和40年 |
35558人 |
28602軒 |
昭和50年 |
43586人 |
32565軒 |
昭和55年 |
53602人 |
38834軒 |
昭和59年 |
63145人 |
43926軒 |
平成2年 |
74028人 |
52216軒 |
平成7年 |
83500人 |
60100軒 |
平成12年 |
90857人 |
63022軒 |
平成16年 |
95197人 |
66557軒 |
※尚、掲載している写真は本文とは関係ありません。
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